静岡U邸

ースキップフロアで採光を確保した住宅ー

一戸建ての住宅

木造

地上2階

敷地面積：   83.01㎡（25.11坪）

延べ面積： 133.33㎡（40.33坪）

静岡市浅間町、長谷通りに面した夫婦のための住まいである。南北に長く間口が5m弱の敷地に対して採光や通風を確保するとともに、道路を挟んで対峙している公園の風景を内部に取り込む計画とした。建物中央部にてスキップフロアとし、ハイサイド窓を設けることで、北側にも採光が届くようにするとともに、公園への眺望を段差を利用して妨げられなうようにした。前面道路側サッシはフルオープンとして、四季に併せて建具の開閉を行うことにより自然を調節しつつ高い天井と相まって快適な室内空間を実現できる様にした。細長い敷地で木造でありながらも大らかで広々とした一体感のある住まいを目指した。

静岡U邸　アゼリアコート　土呂N邸　つくばK邸　奥沢S邸　ASAGIARTS　堀切K邸　吉祥寺N邸　新潟H邸増築

土呂N邸

ー旗竿敷地で立体的に外部空間を配置した住宅ー

一戸建ての住宅

木造

地上3階

敷地面積：147.18㎡（44.52坪）

延べ面積：170.05㎡（51.44坪）

さいたま市土呂の所謂旗竿地に建つ家族4人のための住まいである。母屋の奥に建てることから通風や採光を最も取り込みたいLDKを3階部分に設け、大きな開口部により周辺環境を大きく見渡せるような気持ちの良い空間とした。個室や水廻りは2階に設けた。建物は白色の外皮に覆われ3階部分が斜めに切り取られた形状として外観の特徴とするとともに、内部では2層にわたる外部空間を設けることで周辺の住宅密集地からプライバシーを確保しつつ採光・通風を十分享受できる様にした。1階は車庫とワークスペースがガラスで仕切られた建築主の趣味の空間となっている。

つくばK邸

ー自然の享受と自然素材による住宅ー

一戸建ての住宅

木造

地上2階

敷地面積：589.22㎡（178.24坪）

延べ面積：  218.26㎡（66.02坪）

つくば駅から車で約10分、春風台という分譲地ので住宅の計画である。新しく開発されたこの街は全ての敷地が道路に面して芝と樹木による緑地を設けた緑豊かな景観を目指している。1階には中庭に大きく開きつつプライバシーを確保した個室群、2階に庇とバルコニーを大きくせり出して中間領域を作りつつ周辺に大きく開いたLDKと洗面・浴室を設けることとし、生活に応じた自然との関わり合いのある住まいにしたいと考えた。季節に呼応した建具の開閉や庇による日射調整などパッシブに自然の力を住まいに取り込むことを最大の目標とした住まいである。

ASAGI  ARTS

ー銀座での個展用ギャラリーー

ギャラリー

RC造

地上3階の1階部分

銀座6丁目のてんぷら料理店を絵画や彫刻などのギャラリーにリフォームした。内装はコンクリートと白による無機質な空間として、様々な展示に対応できるようにした。その一方で、1面だけ間接光による印象深いこのギャラリーの個性となるような壁面を設置した。天井も高く、様々なアーティストに利用されていくことを期待している。

吉祥寺N邸

ー半地下を利用したスキップフロアの二世帯住宅ー

一戸建ての住宅

木造

地下1階地上2階

敷地面積：167.03㎡（50.52坪）

延べ面積：166.47㎡（50.35坪）

武蔵野市吉祥寺北町での二世帯住宅の計画である。建蔽・容積率が40/80％の閑静な住宅街で半地下を作ることで容積緩和を利用し、要望の諸室を実現した。敷地が元々道路から約1m20cm高く、この部分を半地下に利用している。親世帯が昼の採光を最も必要とすることと冬期の暖かさから親世帯を2階に子世帯を地下と1階にし、2階へは脚の悪い祖父のためにホームEVでのアクセスを基本として2階そのものはバリアフリーとした。子世帯は地下と地上の天井高さの低い部分をそれぞれの個室及び洗面浴室とし、個室をつなぐLDKを天井の高い大らかで気持ちの良い空間とし、各室へはスキップにてアクセスすることとした。両世帯とも水廻りを南側に設置、バルコニーを設けることで使い勝手も良く気持ちの良いアメニティ溢れる水廻りの空間を実現した。

アゼリアコート

ー高齢者用デイサービス・宿泊施設ー

高齢者用デイサービス・ 宿泊施設

鉄骨造

地上3階+PH

敷地面積： 293.24㎡（  88.71坪）

延べ面積： 424.89㎡（128.53坪）

施工床面積： 550     ㎡（166.38坪）

足立区千住大橋駅から徒歩約5分に建つ医療法人が経営母体の高齢者用デーサービス・シェアハウスの計画である。東西の奥に長い敷地に対して、南側からの採光を確保するために北側に建物を寄せて、明るく気持ちの良い施設とするとともに、防災上の避難動線も確保した。施設運営に重要な駐車スペースを1階に大きく配置し、2階がデイサービス、3階がシェアハウスという構成にしている。桧壁面による気持ちの良い浴室や、足湯の設置、様々な利用が出来るように天井にフックを取り付けるなど利用者が楽しく利用できるような施設を目指した。高齢化に対応するための新しい試みの施設である。